お漬物なのに塩を一切使わない、信州・木曽町に伝わる「すんき漬」。漬物は日本全国に多々あれど「塩分ゼロ!」の漬物はほとんどありません。しかも、町内の各家庭に代々受け継がれてきた乳酸菌で発酵させて作るところが、さすが「発酵のまち・木曽町」です。
乳酸菌とひとくちにいっても、約50種類もの菌が含まれています。 それら乳酸菌と在来種の赤カブだけ(主に開田カブ、王滝カブ、黒瀬カブの3種類)で作るのが「すんき」です。もちろん、化学調味料・添加物・保存料、一切無し!
地元では信州ソバや味噌汁に入れたり、かつお節と醤油をかけてご飯と一緒に食べています。「すんき」には独特のすっぱみがありますが、味自体は薄いので、それだけをバクバク食べたりはしません。
スンキ菌をつかったヨーグルト『SNKY|スンキー』や同豆乳『SN26』でお伝えした通り、この「すんき」にはアトピーや花粉症の軽減効果が期待される乳酸菌「Sn26株」が含まれる(正式名:Pediococcus pentosaseus Sn26)と信州大学との共同研究で分かっており、できることなら毎日しっかり食べ続けたいもの。
そこでおいしい食べ方、考えました!
まずは、炒飯(チャーハン)。
「すんき」は赤カブの「茎」を刻んで発酵させていますから、包丁もいりません。ご飯に混ぜるだけ。洋風にも合います。こちらは、パスタ(ペペロンチーノ)。
トマトソースの方がより一層おいしく感じますが、トマトソースの赤に染まり写真だと分かりづらいので、この日はペペロンチーノにしました。どちらにしてもスンキが出しゃばり過ぎず、パスタのヘルシー感・満足度をグッとひき上げてくれます。
手間いらずで、お好みですぐ合わせられる。しかも健康に良いすぐれもの。なにしろ「なぜ木曽町には、アレルギー患者が少ないのか?」(長野・松本地域に比べアレルギー患者数の割合が半分以下!※)という疑問から研究がスタートしているほどですから、積極的に楽しみたいものです。
※ 増田健幸・保井久子ほか:Jap. J. Lact. Acid Bacteria 21: 42-49. 2010
「すんき」は赤カブの茎しか使わないので、残ったカブの「実」も生かそうと「赤カブ漬」も商品化しました。余計な添加物を使わず、酢漬けにした上品な味付けのため、ご飯がすすみます。
「発酵のまち・木曽町」が誇る、乳酸菌発酵 無塩漬物「すんき」と「赤カブ漬」をぜひお楽しみください。
『すんき』単品 465円(税込)
賞味期限:製造から冷蔵100日
原材料:かぶ菜、赤かぶ
『すんき & 赤カブ漬セット』 1,030円(税込)
賞味期限:製造から冷蔵60日
原材料:赤かぶ、酢、砂糖、塩