村の未来を他人任せにしない! 役場に頼らない! 美しさとにぎわいを両立する! そんな決意が広がる村、福島県大玉村を再訪しました。
およそ1年半ほど前、こちらの記事 で住民が出資しあってつくった「村づくり株式会社」の取組を紹介しました。その後も着々と、村の魅力づくりが進んでいます。
今回は、村の新たなチャレンジをご一緒するため。それが「ペルー料理を食べてみよう in 大玉」。
ベタなネーミングですが(失礼!)、それでOK。まずは「やってみっぺ!」が大玉村流。
大玉村は、今年開催される東京オリンピック・パラリンピックでペルー共和国のホストタウンです。村がペルーのマチュピチュ(世界遺産)と姉妹都市であるご縁からですが、ペルー選手・関係者を迎えるに当たりどんな「大玉村流おもてなし」を行うか……。
いろいろ思案しています。
そこで浮上した案が、「ペルー料理を食べてみよう!」
あまり知られていませんが、ペルーは南米随一の美食大国。東京都内のペルー料理レストランもミシュランで星を獲得するほど、食通の間では、知る人ぞ知る存在です。
当然、日本にやって来るペルー人選手・関係者は、来日中もペルー料理を食べたい。大玉村でペルー料理を食べられる場所は…… ない。そもそもペルー料理がどんなものかも、ほとんどの住民は知らない。
ならば… 「やってみっぺ!」
最初に村と協議したのが、昨年11月。
「ペルー料理を食べてみよう in 大玉」を開催したのは、1月20日。
協議から実現までわずか2ヶ月足らず。
このスピード感が、スゴイです!!
「どうなるか分かんねぇけど、とりあえず1回やってみっぺ!」
準備中、なんども耳にした言葉です。
協議ばかりで、問題点(できない理由)を挙げては、結局一歩を踏みだせない村が多いなか、大玉村では「なんとかすっぺ」「出来ないことを、出来るようにするのが仕事!」の言葉さえ行き交いました。
この村が、福島県内(全国的に見ても)稀有な、人口が近年増えている自治体であるのは、こんな「やってみっぺ精神」、スピード感も一因にありそうです。
この模様、あらためてご報告します!