今年のお盆ももう終わり。毎年、帰省ラッシュのニュースを見ては、気の毒に… とも、羨ましくも感じます。
帰る故郷(ふるさと)がない東京人としては、「混むの分かってて、なんで行くかなぁ〜」と皮肉りつつ、その実、内心では「ただいま」といえる故郷があっていいなぁ…… と思いもするわけです。
そんなアンビバレントな(!?)気持ちを今年も抱きつつ、この夏は「最も美しい村」に行けないけれど、せめて身近なところで「美しいもの」には触れたいね… ということで訪ねたのがコチラ。
東京・谷中にある日本画家 アラン・ウェスト氏のアトリエです。
「ここが東京?」と疑ってしまうほど、情緒あふれる「谷根千」エリアにたたずむアトリエ。辺りには小さな寺院がひしめき、目の前は墓地という、かなり風流な(?)場所に位置しています。
JR上野駅からもガンバれば徒歩で来られる距離に「こんな場所があったのか!」と思うことでしょう。
日本の美しい村や人・食をご紹介している「にっぽんマルシェ通信」ですが、今回はいわば「夏休み特別企画」。
ちょうど先週、奈良県十津川村の古民家ホテル「大森の郷」を紹介しましたが、その監修にあたったアレックス・カー氏とも旧知のアラン・ウェストさん。
異国からきた慧眼の士つながりで、ぜひご覧いただければと思います。
「日本で最も美しい村」にも、これほどのアート作品に間近でふれられるアトリエはそうはないでしょう。
「最も美しい村に行けなくてもいいもんね……」と言いたい(つよがり!?)東京人は、「繪処 アランウエスト」に行ってみましょう。