W杯に見る一流のふるまい 〜 ベルギー戦後の日本代表と吉田茂

soccer stadium

サッカー ワールドカップにおける日本代表チームの奮闘ぶりが多くの称賛を集め、私も大いに心打たれた1人ですが、当サイトで触れることではないだろう… と思っていました(スポーツメディアではないので)。

ただ、ベルギー戦後のある方のコメントがとても印象に残ったので、備忘録をかねて書き留めておきます。

日本が敗れた一戦は、その内容だけでなく、試合後のロッカールームまでが世界に讃嘆をもって伝えられました。

帰国した長谷部主将がこの件を問われ、「スタッフの方が毎試合、全てきれいに片付けてくださっている。スタッフの方々を、選手として本当に誇りに思う」と明かしています。

死力を尽くした選手、観客席を掃除して帰るサポーター、ロッカールームを美しく片付けて「ありがとう」とともに去るスタッフ。いずれも素晴らしいと思います。

そんな中、目に留まったのがこちらのツイート。

 
「一流のホテルとは、自分の汚した洗面台は自分のハンカチで拭くのを当然とする客が、常連客としているホテルを言う」
吉田茂、流石の一言です。

 
お店や施設、さらには地方の村にしてみれば、1人でも多くの人に来て欲しい。「千客万来」「お客様は神様です」と言いたくもなる。けれども、お客様に媚びへつらうのが「おもてなし」ではないし、客側も自分のエゴを押し通すようでは「招かれざる客」になってしまう。

「良いお店」の常連さんは、お店が混んでいればすすんで席を立つが、「そうでないお店」の常連が、店内で我がもの顔をしているようだと、経営は危うい。

一流は一流を解する。類は友を呼ぶ。
さればこそ、まずは我が身を正すことから……。

以上、自戒を込めて。

今回の日本代表チーム&サポーターは、自分たちが1番辛い敗戦直後にも関わらず、周りへの配慮を忘れなかった。だからこそ、その美徳が一層あらわになる。美しいものを見るのは、清々しいですね。

 
蛇足)「最も美しい村」を名のるのは、こう考えるといかに高いハードルを自らに課すことか、あらためて考えさせられます。最高に高い基準、審美眼を求められるわけですから。

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