今週、「お漬物が “キレイでしょ” といえるからプライドになる。」という記事を公開しました。自分でいうのもなんですが、この紹介ができて本当にうれしいんです。なぜなら、
「キレイでしょ」というシンプルな感覚が、じつはきわめて強い、人をひきつける力になって
地元の人の自信も生んでいる という紹介になったから。
「キレイでしょ。」
そういえるって、気持ちがいいです。
心がかるくなります。
そういわれるのも、気持ちがいいです。
もっとお互い、気軽にいいあえれば良いのに。「おはよう。元気?」ぐらい気軽に。
午前中から「お疲れさまです。」とあいさつする会社が多いのには驚きますが、
「あ、キレイね」
と気軽にいいあうほうが、ずっと気分よく、前向きな1日をすごせる気がします。
ご飯を食べようとしたら、
「キレイね。」
人と出会ったら、
「キレイね。」
まちを眺めては、
「キレイね。」
テレビをつけると、気がめいるニュースばかり報じてたりしますが、もっとイイことも一所懸命報じればいいのに… と思います。
清々しい人やコトや、まちはたくさんあるんだから。
(どうして、個性的な野菜ばかり好んでつくるのですか?と聞かれて)
“ だって、キレイじゃないですか ”
と答えた、福島県大玉村の神田ファーム・神田和明さん。
自分のつくる野菜は「高く売れるから」とか、「作りやすいから」つくるのではない。「キレイだから…」。
筋の通った生き様がカッコいいです。
神田さん親子の紹介記事は、コチラ。
“ 自分のお米は、自分を信じてくれる人に届ける。”
そういって農協への出荷を止め、お客さんに直接販売する道を選んだ、山形県飯豊町の新野真太郎さん。
若手有志4人で「いいで米ネットワーク」青年部をたちあげ、農薬や化学肥料の使用を削減した特別栽培米の生産を追求している。
新野さんの紹介記事は、コチラ。
世の中キレイごとだけじゃすまないというのは分かりますが、イヤなニュースばかり見るよりは、Good ニュース(人やまちの良いところ)に目を向けた方が世の中よくなるんじゃないか、と思います。
そんな想いをもって、当サイトではひきつづき「日本の美しい村・人・コト」を紹介していきます。
「美しいもの」って、美術館の中でなく、ふだんの暮らしの周辺にこそある。
(日本画家 アラン・ウェスト)
20代で来日した約30年前は、「西洋文化はなんでも無批判に受け入れる一方、日本の伝統文化は古くて、暗くて、恥ずかしい……。」 そんな雰囲気があったという。
「今の若い日本人の方が、日本ならではの文化や芸術を身近に、違和感なく取り入れることができるようになっている」と期待をよせる。
「日本の美」を見つめ続けてきた日本画家 アラン・ウェスト氏との対談 『美しき日本を求めて』 はコチラ。